フォント・キャラクター


日本販売の MSX では MSX1・MSX2 と
MSX2+ MSX turbo R でフォントが異なります。

また、海外仕様の MSX でもフォントが異なります。これらの紹介です。

マシン語プログラムを実行できる
MSX BIOS 互換 C-BIOS のフォントについても触れています。


日本販売 MSX のキャラクター割り当て

10 進数

0 1 2 3 4 5 6 7 8 9
030      
040
050
060
070
080
090 ^ _
100
110
120  
130
140  
150
160  
170
180
190
200
210
220
230
240
250          
  • 33~126 は ASCII、161~223 を含めて JIS X 0201 で規定されたコードです。
    ただし 126 は ~(チルダ)、日本の MSX では 92 が ¥ になっています。 
  • 255 の █ はカーソルで、INS や文字を重ねた場合に形が変わります。
    カーソルが非表示であれば 255 も表示されません。

 

CHR$(1)+

0 1 2 3 4 5 6 7 8 9
060          
070
080 π
090        

 

VPOKE

0 1 2 3 4 5 6 7 8 9
000  
010 π
020
030                

16 進数 (&H~)

0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 A B C D E F
2  
3
4
5 ^ _
6
7  
8
9  
A  
B
C
D
E
F  

 

CHR$(1)+

0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 A B C D E F
4
5 π

 

VPOKE

0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 A B C D E F
0
1 π

MSX 実機の表示

日本販売の MSX では MSX・MSX2 と MSX2+・MSX turbo R で
ひらがな のフォントが変わっています。

これは SCREEN 0(右 2 ドットがカットされた 6✕8 ドット)での
表示を改善するためです。

 

ここでの画面表示は VPOKE 表示の 16 進数表記にしてあります。

プログラム上カーソルが消えているので、FF は表示されていません。

 

MSX2+・MSX turbo R

 

MSX・MSX2

 


C-BIOS の表示

MSX と互換動作を実現した
C-BIOS は版権の考慮で
フォントも独自に作られています。

 

C-BIOS には
日本向けのイメージが存在し、

フォントも作られています。

 

現在も更新が行われている
WebMSX 軽量 C-BIOS 版は

「MSX~ Japanese」を選択する事で
このフォントを採用します。 

 

WebMSX 軽量 C-BIOS 版で一覧表示

 

パソコンや Android アプリとして
動作する MSX エミュレータでは

C-BIOS は日本版に対応していなかった時に
公開されている場合があり、
イメージの設定を行う必要が生じる事があります。
それ以前は C-BIOS 公開前だったため、
対応そのものが行われていません。


コントロールコード

このページにコントロールコードの紹介も含めます。

 

10 進数 16 進数 キー 機能
00 00 CTRL + @ ヌル
01 01 CTRL + A ・ GRAPH グラフィック文字の入力
02 02 CTRL + B 前の単語へカーソルを移動
03 03 CTRL + C MSX-DOS 中断
04 04 CTRL + D  
05 05 CTRL + E カーソルから行末まで削除
06 06 CTRL + F 次の単語へカーソルを移動
07 07 CTRL + G BEEP(音を出す)
08 08 CTRL + H ・ BS カーソル左の文字を削除
09 09 CTRL + I ・ TAB 次のタブ位置へカーソルを移動
10 0A CTRL + J カーソルを下へ移動(改行コード)
11 0B CTRL + K ・ SHIFT + HOME カーソルを左上へ移動
12 0C CTRL + L ・ HOME 画面をクリア カーソルは左上へ移動
13 0D CTRL + M ・ RETURN カーソルを行頭へ移動(改行コード)
14 0E CTRL + N カーソルを行末へ移動
MSX-DOS プリンター出力解除
15 0F CTRL + O  
16 10 CTRL + P MSX-DOS プリンター出力
17 11 CTRL + Q MSX-DOS 一時停止から再開
18 12 CTRL + R ・ INS 挿入・上書き切り替え
19 13 CTRL + S MSX-DOS 一時停止
20 14 CTRL + T  
21 15 CTRL + U カーソル行を削除
22 16 CTRL + V  
23 17 CTRL + W  
24 18 CTRL + X ・ SELECT SELECT キー
25 19 CTRL + Y  
26 20 CTRL + Z  
27 1B ESC ESC キー・特殊動作(下項目参照)
28 1C カーソルを右へ移動
29 1D カーソルを左へ移動
30 1E カーソルを上へ移動
31 1F カーソルを下へ移動
32 20 SPACE 空白・スペース
127 7F DEL カーソルの文字を削除

エスケープシーケンス(ESC)による動作

MSX ではエスケースシーケンス(ESC)+コードによる特有の動作を持っています。

ESC キー での動作はできませんが、PRINT でコードを出力する事で動作します。

 

コード 10 進数 16 進数 動作
ESC A 27 65 1B 41 カーソルを上へ移動
ESC B 27 66 1B 42 カーソルを下へ移動
ESC C 27 67 1B 43 カーソルを右へ移動
ESC D 27 68 1B 44 カーソルを左へ移動
ESC E 27 69 1B 45 画面をクリアし
カーソルへ左上へ移動
ESC H 27 72 1B 48 カーソルを左上へ移動
ESC J 27 74 1B 4A カーソル行から下を削除
ESC K 27 75 1B 4B カーソルから行末まで削除
ESC L 27 76 1B 4C カーソル行に 1 行挿入し
下へスクロール
ESC M 27 77 1B 4D カーソル行を削除し
上へスクロール
ESC Y <y> <x> 27 89 <y> <x> 1B 59 <y> <x> カーソルを移動する ※
<x> の左端・<y> の上端は
32=20H(空白i)
ESC j 27 106 1B 6A 画面をクリアし
カーソルを左上へ移動
ESC l 27 108 1B 6C カーソル行を削除
ESC x 4 27 120 52 1B 78 34 カーソルを █ にする
ESC x 5 27 120 53 1B 78 35 カーソルを非表示にする
ESC y 4 27 121 52 1B 79 34 カーソルを ▄ にする
ESC y 5 27 121 53 1B 79 35 カーソルを表示する

 

※ MSX-DOS でも動作しますが、文字列の終了コード $ が 36=24H のため、
  カーソルの移動を BDOS コール の 文字列出力 で使用すると
  文字列の終了が優先されてしまいます。


他国・他言語の MSX

MSX は他の国々でも販売され、もちろんフォントは異なります。
見比べてみましょう。

 

MSX2+・MSX turbo R は日本のみで商品化されています。
他の国では MSX2 までです。

そのため、日本は MSX・MSX2 のフォントにしています。

 

アラビア

 

ブラジル

 


エストニア

 

フランス

 


ドイツ

 

ロシア

 


スペイン

 

スウェーデン

 


韓国

 

日本 (MSX・MSX2)

 


21~7E は 5C を除き、共通の ASCII コードになっています。
また 11~1C の罫線と ✕ も共通しています。

これらの文字は各国の MSX での動作を考慮する場合でも
普通に用いて問題なく使用できます。

 

韓国は他にも日本と共通しているフォントがいくつか見られ、

5C は通貨単位 ₩(ウォン)、10 の π 、
80~85 は同じフォントになっています。

 

韓国以外は 5C は \ になっていて、01~1F は完全に共通です。

更に 32 文字共通の表示が存在していますが、
そのコードは国・言語で割り当てが異なっています。

C0~DF の割り当てが多いようです。
アラビアのみ C0 は C1 と同じになってしまっています。

 

よく見ると、ドイツは 30 の数字 0 が 0+/ ではなく、
0+・ になっています。