MSX エミュレータ一覧


今でも MSX が生き残る場所があります。それはエミュレータ。
これを見ている皆さんのパソコンやタブレット端末・スマートフォンで
MSX をソフト的に動作させてしまうおうというものです。


Windows 95 がでた頃は MSX2+ まで動作する fMSX の登場で流行となりましたが、
今は MSX turbo R 相当のエミュレータもいくつか存在しています。
2002年 には公式の MSX エミュレータまで登場しました。
ハードが向上した事もあり、現在は MSX のスペックも同等に再現でき、
設定によっては更に高速に動作する事もできるようになりました。
 

MSX 本体がなくても、今手元にあるパソコンやタブレット端末から
MSX を動かせる時代になったのです。
さあ、今すぐ MSX エミュレータを入れて、MSX を蘇らせましょう!

 

ここでは MSX-BASIC が起動し、使用できるエミュレータを紹介しています。
設定が容易で再現性が良いエミュレータを紹介しています。ゲーム等の動作ももちろん可能です。

MSXPLAYer

MSXアソシエーション(当時)による公式エミュレータ。日本仕様。
MSX MAGAZINE 永久保存版シリーズ 等で正式版が配布されました。
2002年12月は MSX2+ 相当となっていましたが、
2003年12月の MSX MAGAZINE 永久保存版2 より
MSX turbo R 相当となりました。
また、日本での MSX 本体の MSX-BASIC 起動は SCREEN 1 なのに、
MSXPLAYer は SCREEN 0 で起動しています。
この要因は著作表記と関係があるようです。


MSX-BASIC / MSX-DOS / 2 が動作するのは

MSX MAGAZINE 永久保存版シリーズ に含まれているバージョンと
MSX-BASIC for Robo-Education のみ。

その他の書物やダウンロードでは、ソフト動作用に MSXPLAYer が使われています。

 

ソフトウェアキーボード・ジョイパッド操作・速度調整が画面で表示されており、
操作性が考慮されたインターフェイスになっているのも特徴です。
USB 接続による ROM カートリッジや Windows 製のジョイパット・マウスに対応しています。

 

MSXPLAYer の仮想ディスクは他のエミュレータと異なる管理方法になっていて、
容易に移せないようになっています。
フロッピーディスクを経由するのが一つの解決方法でしょうか。

 

動作: MSX2+ 相当 または MSX turbo R 相当

機種: Windows (Designed for Microsoft Windows XP/Windows 2000)

    PocketPC 2002 (PocketPC 2003 は正式な対応ではありません)

openMSX

サイト上からは Windows・Mac OS X のバイナリー版、

Debian・Ubuntu はパッケージで容易にインストールでき、
他の Linux・Android などでも動作可能になっています。

(右画像は Lubuntu での起動画面)

 

apt でのインストールはターミナルより次のコマンドです。

 

sudo apt-get install openmsx openmsx-catapult

 

openmsx-catapult でランチャーを起動できます。
メニュー追加は行われないので、必要なら追加します。


C-BIOS が含まれるため、ROM カートリッジだったゲーム等は動作しますが、
MSX-BASIC・MSX-DOS を動作させるためには MSX 本体・周辺機器の ROM イメージが必要です。

他のエミュレータで使われる ROM イメージは systemroms の中にフォルダ構成のまま入れて
使用する事が可能です。(OS によって入れる場所が違います)

 

通常は本体とは別にランチャーを使うのが普通です。ランチャーから openMSX の各種操作が可能です。
OS X では NekoLauncher openMSX が運営者おすすめ。

0.10.0 から command+I で INS キーが割り当てられています。
Android 版はアプリにランチャー機能を持っていますが、設定操作がメニュー部分のタッチではなく、
ジョイパッド(部分のタッチ)操作が必須になっています。

 

動作: MSX / MSX2 / MSX2+ / MSX turbo R 相当

機種: Windows / macOS / Linux / Android 等

入手: openMSX

blueMSX

Windows で動作する MSX エミュレータとしては
現在最も支持されるエミュレータとなりつつあります。

周辺機器に数多く対応を行いつつ、
簡単に操作・動作するのが人気の要因でしょう。
日本語解説ページもあり、安心して利用できます。
動作が重たい時はビデオ設定等を調整すると
まともに使えるようになるでしょう。

 

他のエミュレータでファイル不足で困った場合、
blueMSX のサイト内を探すと、見つけられるでしょう。

 

動作: MSX / MSX2 / MSX2+ / MSX turbo R 相当
機種: Windows
入手: blueMSX 日本語サイト

CocoaMSX

blueMSX をベースに作られた Mac OS X アプリ。
設定が画面上で容易に行え、別途ランチャーを必要とする
openMSX よりも使いやすいかもしれません。

キーボードの設定も任意に設定可能です。かな キーは Code です。

CAPS 割当は別のキーに割り当てると良いでしょう。
Apple Keyboard にはない INS のキー割当もお忘れなく。


MSX 本体などの ROM イメージを入れる場合は
ライブラリ/Application Support/CocoaMSX/Machine
内に入れます。

 

動作: MSX / MSX2 / MSX2+ / MSX turbo R 相当

機種: macOS

入手: CocoaMSX

MSX.emu

blueMSX ベースの Android アプリ。
Google Play では有料公開になっています。

 

最初の起動で C-BIOS のインストール確認が行われ、

その後メニュー表示になります。
「Load Game」でファイル等の選択画面になり、
.dsk 等のファイルを選択する事で起動します。


ゲームプレイを前提にした操作になっていますが、
MSX 実機の ROM イメージを用意すると
空の .dsk ファイルで MSX-BASIC が起動可能ですし、
MSX-DOS も .dsk に含める事で起動する事ができます。

 

なお、MSX 以外にもゲーム機 ColecoVision にも対応し、
本体とゲームソフトの ROM イメージを用意すれば、動作する事ができます。

 

動作: MSX/MSX2/MSX2+/MSX turbo R 相当 および ColecoVision(ゲーム機)

機種: Android

入手: MSX.emu - Google Play

MSX.emu Free

MSX.emu は Google Play で有料公開されています。
有料アプリは一部の国でダウンロードできません。
一方で MSX.emu のソースも公開され、
個々にビルドを行う事も可能になっています。
そこで MSX.emu の派生でほぼ同じ機能を持つ
MSX.emu Free が Google Play で無料公開されました。

 

表示や設定は MSX.emu とほとんど一緒です。
MSX 本体の ROM イメージと空の .dsk ファイルで
MSX-BASIC の起動も可能です。
ゲーム機 ColecoVision にも対応しています。

 

動作: MSX/MSX2/MSX2+/MSX turbo R 相当 および ColecoVision(ゲーム機)

機種: Android

入手: MSX.emu Free - Google Play

ルーMSX

MSX turbo R に対応したエミュレータでは最も長寿。
設定のシンプルさと動作の軽さで
現在もこちらを利用するケースがあるようです。
日本語による解説ページも多く、
協力者によって日本語表示にも対応しています。

動作: MSX / MSX2 / MSX2+ / MSX turbo R 相当
機種: Windows
入手: LexLechz.at - RuMSX

NLMSX

ルーMSX に比べ漢字変換が可能・音の再現が良い等といった
特徴があります。

 

ゲームプレイ向けなら Visual MSX もあります。

動作: MSX / MSX2 / MSX2+ / MSX turbo R 相当
機種: Windows
入手: NLMSX

paraMSX

入手先はハングル文字ですが、これで正常です。
ランチャーを搭載していて、起動がらくらく。
音の再現性も良いようです。
MSX2+ までの対応で、MSX turbo R は非対応です。

動作: MSX / MSX2 / MSX2+ 相当
機種: Windows
入手: sharksym's MSX World

fMSX

Marat Fayzullin さんによる元祖 MSX エミュレータ。
これがあったから、今の MSX があるといっても良いかもしれませんね。
今や様々な種類に移植された MSX エミュレータが公開されています。

 

Marat Fayzullin さん作の fMSX としては
Windows・MS-DOS 版はシェアウェア、
fMSX-UNIX 等はフリーで公開されています。
現在もバージョンアップが行われています。
サイトには fMSX と派生されたエミュレータへの
リンクが豊富に紹介されてあります。

 

最新作は Android 版(右画像)で、Google Play から入手可能です。
無料版・有料版があり、無料版は宣伝表示と一部制限があります。
キーボードは海外仕様なのが残念。


動作: MSX / MSX2 / MSX2+ 相当
機種: Windows / MS-DOS / Android / Unix
入手: fMSX: portable MSX Emulator

WebMSX

Web ブラウザ上から動作する HTML5 仕様の

オンライン MSX エミュレータ。略称は「WMSX」です。

Web 上で動作するため、

すぐに MSX が動作するのは嬉しいところ。

今後のスタンダードになるかもしれません。

2017年9月現在、一部キーの割り当てに問題があり、

改善要求を行っています。

 

動作: MSX / MSX2 / MSX2+ 相当

機種: Web ブラウザが動作する環境全般(一部例外あり)

動作: WMSX

ソース入手: ppeccin/WebMSX - GitHub